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こんにちは、ぞっきーです。

薬の種類が増えてくると、なかなか管理が難しくなるのはみなさんも実感できますよね。

病気が増えれば、それだけ飲む薬も増える。
上の写真のように数が増えてくると、ちょっと考えながら薬を飲まないといけませんからね。

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薬の一包化はメジャーな管理方法

薬局で、薬の管理をシンプルにするためにすることの一つに、
一包化
というものがあります。

写真のように飲むタイミングごとに薬をまとめるんです。

こんな管理方法よく見ると思います。

最近ではメジャーな管理方法の一つですからね。

上の二つの写真を比べたら、どうみても下の写真のようにしたほうが、
飲み間違いはなくなる
と思いませんか?


シンプルな薬の管理は効果的

看護師さんたちが薬剤師には薬の整理をしてほしいということは、
先日の記事でも書きました。

⇒訪問看護師は薬剤師に薬の整理を一番期待しているんです

患者さんの家に出入りしている他の医療者や介護者からしても、
薬の飲み方をシンプルにすることは有効な手ですよね。

飲む、貼る、塗る、吸う。薬はシンプルイズベスト。

処方する先生たちも、ぼくたち薬剤師も、
一包化すると管理が楽になる。だから高齢者には勧める。
そんな流れですね。


シンプルにしたはずが抵抗を示すこともあるんです


それが、今回、一包化して、ぼくとしては薬を出す際に、
「あら、これでわかりやすくなるね!」
という反応を期待していたのに、

「頭こんがらがっちゃう!」
と、作った薬を数分間眺めるという反応だったからびっくりです。

まとめた薬の中身をじーっと見つめて、この薬は血圧の薬かな?とか、
これは何の薬だっけ?とか。

しばらく独り言を言っていました。

ぼくとしては、中身は今までと同じだよ。と説得するのに数十分

ここに書いてある通り、朝に一包、飲めばいいんだよ!
シンプルでわかりやすいでしょう!

つい大きな声になってしまいました。

今までと違うことをする。変化が起きる。
って、高齢者にとってはすごくストレスになる可能性があるんだなと感じましたね。

ちょっとした変化があるときは、時間をかけて説明しないとだめですね。

変化を嫌う関連記事

今までと違うことを嫌い、周りと同じことを好む。薬局のお客さんみていると日本だなと感じます。

パッケージデザインの変更は心理的にも大きく影響しているんですね。



人付き合い苦手なぼくですが、対人がんばっていきます!