こんにちは、ぞっきーです。

高齢者教室などでいつも
「定期的に薬飲んでる人いますか?」
という質問をしています。

ここ数回の結果だと、
9割ぐらいの人が定期的に薬を飲んでます。

さらに話を聞くと、
みなさん「かかりつけ医」を持っていて、何かあるとその先生に行く。
決まった先生に定期的に行っていて、緊急のときもその先生に診てもらう。

かかりつけがあると安心して生活ができますよね。


かかりつけ医の先生と何話してますか?

ぼくも薬局で、定期的に通っている人たちとお話をする毎日ですけど、
先生といろいろなことをじっくり話している人って少ない。
そんなイメージあります。

慢性的な病気になり、薬を使って安定していると、
とくに変わりないね。
ということで、そのまま薬だけもらって帰っていく。

そんなことの繰り返しです。


メインの薬の話で終わっちゃうよね

ぼくが薬局で、慢性的な病気で通院している人の薬をみて感じることがあります。

メインの薬

なんとなくのイメージですが、こんな感じですね。

例えば、糖尿病の人や高血圧の人なら、
糖尿病や高血圧の薬は「メインの薬」になります。

その薬により命が守られているとでもいいましょうか、
やめると病気が重症化して生活などに支障が出る可能性がある薬ですね。

そのような「メインの薬」を飲んでる人で、
・便秘薬
・睡眠薬
・湿布
・塗り薬

を一緒にもらっている人の割合、多いんです

高齢になると、いろいろな病気が併発し、薬が増えていくのは当然ですけど、
体の機能も少しずつ衰えて、
腸の機能が落ちれば便秘になり便秘薬が必要になり、
睡眠のリズムが落ちれば不眠症になり睡眠薬が必要になり、
関節の機能が落ちれば腰や足に痛みがでて湿布や塗り薬が必要になるんです。

でも、「メインの薬」以外はあまり先生に話していないことが多いんです。

本人にとっても、重要な薬ということは分かってるので、
先生と話するのも、その話が中心になるのは分かりますよね。


先生には話していない



かかりつけ医から睡眠薬や便秘薬を処方してもらっている高齢者に、
今の薬の効果について聞くと、
満足していない人が多いんです

「眠れてる?」と聞くと
「眠れてない」と言う。

「先生に言ってる?」と聞くと
「言ってない」と言う。

「便通はいい?」と聞くと
「便通は悪い」と言う。

「先生に言ってる?」と聞くと
「言ってない」と言う。

金子みすゞの詩のようになってしまいましたが、
こうなんです。現状は。

もしかしたらちょっとした薬の変更や、量の調節でうまくいくかもしれません。

ぜひ、ちょっとしたことでも伝えるようにしてみましょう。


人付き合い苦手なぼくですが、対人がんばっていきます!